虫歯予防のフッ素洗口について

虫歯予防のフッ素洗口について

１１月に入り少しずつ風が冷たくなり、秋らしくなってきましたね。
今回は当院がオススメしている虫歯予防のフッ素洗口についてお話させていただきます。

まず、フッ素の効果についてご説明します。

１、虫歯菌の活動を抑える

プラーク(歯垢・磨き残し)の中にフッ素が入り込み虫歯菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑制します。

２、再石灰化の促進

歯から溶け出したミネラル成分の再沈着を促します。
初期虫歯に効果的です。

３、歯質強化
歯の表面を酸に溶けにくくし、強い丈夫な歯にします。

以上、３つの効果があります。

矯正治療中は歯磨きが難しく、虫歯のリスクは高くなりますのでフッ素を取り入れることはとても重要です。
当院では歯科医院で行うフッ素塗布以外にもご自宅で行うフッ素の洗口剤もおすすめしています。

フッ素洗口のやり方はとても簡単です。

専用の容器にフッ素の洗口用顆粒を１袋入れ水道水１６７mlで溶かして作ります。４５０ppmの濃度の洗口剤ができます。
歯磨き後の綺麗なお口の中に洗口剤を５ml含み約３０秒ブクブクうがいして吐き出します。
(未就学児の４歳・５歳の方は1回の使用量の５mlを必ず守ってください)

こちらを１日１回していただきます。
フッ素の効果を保つために３０分間は、うがい・飲食を控えてもらいます。
夜寝る前のお時間帯をおすすめしています。

こちらの洗口剤は矯正治療を始める前に行う歯磨き指導を受けられた方にお渡ししています。
ご使用方法の詳しい説明はその際に歯科衛生士が行いますのでご安心ください。

矯正治療中は虫歯のリスクが上がるので毎日のケアにもフッ素を取り入れて、健康で綺麗なお口を保ちましょう。

歯科衛生士　浅川