舌などの癖が歯並びや顎の成長に影響を与えます
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歯並びや顎の成長に悪影響を与える癖
新緑が鮮やかで風が吹くと心地よい、爽やかな季節になりましたね。
今回は歯並びに影響する癖についてお話したいと思います。
みなさんも多かれ少なかれ癖があるのではないでしょうか。しかし何気なくしている癖が歯並びや顎の成長に悪い影響を与える事があります。そのいくつかをご紹介します。
・指しゃぶり
4歳以上でも続けていると前歯が噛み合わない開咬や出っ歯になってしまう可能性があります。その他に鉛筆や爪・タオルを噛む癖も歯並びや顎の成長に悪い影響を与えます。
・ 頬づえ
頬づえを頻繁にしていると噛み合わせが深くなったり、顎の成長に支障をきたすことがあります。
また頬づえをつく方向から力が加わり顔がゆがんでしまうこともあります。
・ 唇を噛む
下唇を噛む癖は出っ歯や下の歯の叢生(デコボコ)、上唇や上下の唇を巻き込んで噛む癖は受け口になりやすいです。
・ 口呼吸
下顎と舌の位置が下がっていて本来あるべき位置にないことにより、顎の成長が正常に行なわれなくなり顎の幅が狭くなったり、前歯が出やすくなります。
・ 舌を前に出す(舌突出癖)
舌で歯を内側から押したり、上下の歯の間に舌を挟んだりしていると出っ歯や開咬,受け口になりやすいです。
また発音が不明僚になったり、食べる時に音を立ててしまうなど日常生活に影響が出てしまうこともあります。
これらの癖がある場合はいち早くやめる事で歯並びや顎の成長への悪影響を防ぐことが出来ます。しかし一度身に付いてしまった癖はなかなか治しにくいものです。当院ではお口の周りや舌の筋肉を鍛えるトレーニング(MFT:筋機能療法)を行なっています。上記の癖があり気になる方はお気軽にご相談ください。
歯科衛生士 冨田