30代男性「下あごが出ているのが気になる。受け口を治したい」手術なしで、ワイヤーと金属のネジ「アンカースクリュー」を併用した矯正で噛み合わせを改善した症例｜神奈川県秦野市の歯医者「高橋矯正歯科医院」

「下あごが出ているのが気になる。受け口（しゃくれ）を治したい」とご相談いただきました。

診察すると下あごが大きく前に突き出しており、下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせで、一般的に受け口と言われる「反対咬合（はんたいこうごう）」の状態でした。

骨格的に問題があり、手術を検討してもいい状態でしたが、患者さまは「手術は避けたい」とご希望されました。

患者さまの意思を尊重し、手術をせずに矯正治療のみで受け口を治療することにしました。

まず、歯をしっかりと動かすスペース確保のために、歯4本（上下右の第1小臼歯／4番、左下の第1小臼歯、左上の第2小臼歯／5番）を抜歯する必要があること、歯の表面に取り付けた「ブラケット」と呼ばれる装置にワイヤーを通して歯を動かす「ワイヤー矯正」で歯並びを整える方法をご説明し、ご了承いただきました。

さらに歯の移動を速めたり、効率よく移動させたりするために、直径1〜2mm、長さ6〜10mm程度の金属性の小さなネジ「アンカースクリュー」を併用して、矯正を進めました。

1,200,000円（検査費込み、税込み）

3年9ヶ月

下の歯がしっかり後ろに下がり、受け口が改善されました。患者さまにも「手術をしないで噛み合わせが良くなって嬉しい」と大変満足していただけました。

治療前の下の歯

矯正治療後の下の歯

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります