小児矯正
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お子さまの歯並びが気になる親御さまは、たくさんいらっしゃると思います。「いつから矯正治療を始めたらいいの?」「本当に矯正治療は必要なの?」など、小児矯正について悩んでいる方も少なくないでしょう。秦野市の「高橋矯正歯科医院」は、適切なタイミングでの小児矯正をサポートしております。
小児矯正にとって重要なのは
「タイミング」
小さなお子さまをお持ちの親御さまの場合、お子さまの歯並びが気になり、「早く矯正治療を始めた方がいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、乳歯はいずれ生え変わるため、多少歯並びで気になることがあっても、3~4歳くらいまでは慌てなくても大丈夫でしょう。
仮に乳歯のうちに矯正を行っても、いずれ永久歯が生えてきた時に、治した通りに生えてくるとは限りません。幼児期には歯並び自体を改善するよりも、顎の正常な発育を促すことの方がずっと大切なのです。
お子さまの矯正治療は、ほとんどの場合、永久歯の前歯が生え始めたタイミングでスタートするのが望ましいでしょう。ただし、骨格に問題があるなど特殊なケースでは、乳歯のうちに治療を開始した方が望ましい場合もあります。気になることがありましたら、一度当院までご相談ください。
「顎が小さい」と「背が低い」は同じこと
「うちの子、顎が小さいのでは?」「今通院している歯科医院で顎が小さいと言われた…」など、お子さまのことを気にされてご相談に来られる親御さまがいらっしゃいますが、子供の顎が小さいのは当然のことです。それは、「大人に比べて子どもの背が低い」のを気にするのと同じことです。子どもの顎はまだ成長過程にあるのですから、これから大きく育っていく可能性があります。
お子さまの顎の大きさは、10歳ぐらいになって犬歯が生えてくる頃に横幅のサイズが決まってきます。このタイミングで、もし顎が小さいということになれば、広げるための治療が必要になるかもしれません。
「側面頭部X線規格写真」という検査は、矯正治療のなかで最も大切な検査のひとつですが、4本の前歯が生え揃った時点で撮影すると、骨格的な問題の有無が分かることがあります。ここの検査の結果から、上下前歯4本が概ね生え揃った時期に検査をお勧めするケースもあります。しかし、この時期に本当に必要なのは、虫歯になりやすくなる矯正装置を入れることではなく、お子さまの顎が正しく成長するように導いていく治療なのです。具体的には、骨格に問題のある上顎前突や下顎前突はこの段階から治療を開始することが多いです。
しゃくれ(受け口)の場合は
早めの治療を
歯並びの乱れにはさまざまな種類がありますが、その中で「しゃくれ(受け口)」と言われる状態の場合だけは、早めの治療をお勧めしています。
ただし、小学校低学年の段階でこの治療をしても、身体が成長し背が伸びるにつれて顎も成長していくため、再発してしまうケースがあるかもしれません。その場合は、再度治療が必要になることも考えられます。また、症例によっては顎の成長が止まったタイミングを見計らって、外科治療を併用した矯正治療を行う場合もあります。
高橋矯正歯科医院の
小児矯正への考え方
見た目の美しさだけでなく、
咬み合わせもしっかり改善
お子さまの矯正治療の場合、歯科医院では「子供への負担が少ないから」という理由で、簡易的な矯正装置を勧める場合があります。しかしそのような装置では、見た目だけは整えることができても、根本的な「咬み合わせ」までを解決する治療が行われていないことがあります。
その結果、治療終了後に「上顎の歯並びはきれいになったけれど、咬み合わせが悪いまま」だと心配になって、当院にご相談に来られた親御さまもいらっしゃいました。咬み合わせがきちんと整っていないと、お口だけではなく全身にもあらゆる問題を引き起こします。咬み合わせもしっかりと改善させることが、本来の矯正治療です。
当院では見た目だけでなく、咬み合わせの問題も解決する小児矯正治療をご提供しております。
小児矯正について
治療期間について
小児矯正については、多くの場合はまず1年間その装置を入れておいて、1年後の状況で、「装置の使用をやめる」「装置の使用時間を減らす」「装置の使用を継続する」のどれかを、治療結果とその時の背の伸びなどといった成長の様子や、歯の生え変わりの様子などに鑑みて判断することが多いです。
出っ歯や受け口などの骨格的な問題にアプローチする治療では、多くの場合、半年から1年ほどで改善することが多いので、そこからそれを安定させるように、少しずつ装置の使用時間を減らすことが多いです。
抜歯について
矯正治療に関しては、抜歯をするかしないかということを一番の関心事として相談にいらっしゃる方も少なくありません。
小児矯正治療の一つの目標としては、抜歯する可能性を低くすることもあると考えております。実際に小児矯正を経て本格矯正に移った患者さまで、小児矯正の効果で抜歯をしないで済んだケースもあります。
ただし、治療の目標は抜歯をしないということではなく、良い治療結果を導くことです。抜歯をせずに治療ができても、良い治療結果が出なければ本末転倒です。当院では、抜歯をしない治療を常に念頭に置いてはおりますが、患者さまそれぞれに一番良い方法をご提案しつつ、患者さまの希望も伺いながら治療計画を立ててまいります。
治療後について
反対咬合の場合などは、一度治療して治っても、お子さまが中学生くらいになり背が伸びる時は顎も同時に伸びるため、永久歯列で再度治療が必要になることがあります。また、まれにではありますが、外科手術を併用して治療をしなければならない状態になることもあります。
こうした時も、当院のような矯正治療を専門に行っている医院なら安心です。治療後に不具合が起きても、最後まで責任を持って治療をしていきますので、ご安心ください。手術が必要な治療でも当院内で行うことができ、転院は不要です。
小児矯正のメリットとは
歯並びが整うことで 虫歯予防につながる |
咬み合わせが改善される | お顔全体のバランスが整う | ||
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毎日のブラッシングの際の磨き残しが減るため、虫歯予防につながります。 | 咬み合わせが改善される | しっかり咬めるようになると身体の力が均等に入り、全身のバランスもよくなります。 | お顔全体のバランスが整う | お顔全体のバランスが整うことで、ゆがみのない整ったお顔になります。 |
痛みについて
小児矯正に関しては、一般的な傾向として、永久歯が揃ってからの治療よりも痛みは少ないことが多いです。
これは子供の方が適応力が高いこと、また個々の歯を動かすよりも成長をコントロールする側面があることが影響していると思われます。全く痛みがないということはお約束できませんが、痛みが極力少なくなるように努めています。
丁寧なカウンセリングで
治療方針を決める
歯というものはお子さまにとって、一生をともにする大切な身体の一部です。その歯の治療方法を決めるカウンセリングには、どんなに時間をかけてもかけすぎることはないと考えます。
それぞれの治療方法の特徴や進め方、メリット・デメリットを丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただいたうえで、適切な治療方法を決定します。不安な点や分からないことがありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。